Androidアプリ「複式家計簿」

本日、複式家計簿ver.1.4.8をリリースしました。

今回は貸借対照表、損益計算書のスワイプ動作を変更しました。
また、貸借対照表、損益計算書をタップすると増減表などの画面に遷移しますが、これまでは科目や金額が表示されている領域をタップしないと反応しませんでした。
これを、空白の領域でのタップも有効となるよう修正しています。

今回、仕訳データのエラーチェック（エラーがあった場合のデータ削除を含む）機能と残高データ再作成機能を追加しました。
いずれもメニュー→その他の設定/各種操作から実行してください。
これらの機能について詳述します。

仕訳登録中にエラーが出て不正終了すると、不適切なデータができて、このせいでその後のデータ表示がおかしくなる、最悪の場合画面が表示できず、アプリが強制終了するということがありました。
このような悪さをするデータを探して削除する機能になります。
不適切なデータで最も頻繁に生じるのは、貸方、借方一方のみのデータができてしまうケースです。
このアプリでは、1つの仕訳を登録すると貸方、借方それぞれ1つずつ、計2つのデータが作成される仕様となっています。
そのため、1つ目のデータを登録し、2つ目の登録がエラーとなると、片側だけデータができてしまい、仕訳を表示しようとする画面でエラーとなることがありました。
このようなデータを探して、削除するのが今回のエラーチェックとなります。
過去に報告いただいた不適切な仕訳データのケースは他にもありますが、最も多く生じ得るこのケースのみを今回はチェック対象としており、その他のケースについては状況を見つつ（報告される頻度など）、チェックの追加を検討していきたいと思います。

続いて、もう一つの残高データ再作成機能についてです。
このアプリでは、仕訳データを登録すると同時に、仕訳データを年月、科目、補助科目で集計した残高データというデータを作っています。
これは、貸借対照表・損益計算書や、科目明細の前日繰越額など、集計金額を表示する部分で使用しています。
その都度仕訳データを集計しても同じ結果は得られますが、件数が多い仕訳データをその都度集計していると処理時間がかかるため、表示速度を速めるためにこのような仕様としています。
この残高データも、登録時にエラーが生じてしまうと、仕訳の集計額と残高データの金額に不一致が生じることとなります。
そうすると、例えば増減表をタップして科目明細を表示した際に、増減表の金額と科目明細の残高の金額が不一致となるというような事象が生じます。
追加した機能では、一旦残高データをすべて削除し、仕訳データから再集計して、登録しなおす処理をしています。
仕訳データ全件からの再登録なので、この処理自体は若干時間がかかるようになっていますが、一時的な処理なのでご了承いただければと思います。

今回は、あと細かい点ですが、アプリのバージョンを確認できるようになりました。
これまで、バージョンを確認する手段といえば、google playで更新ボタンが出ていなければアプリは最新バージョンである、と確認することしかできず、エラー報告などがあった場合などではアプリのバージョンを確認したいこともあったので、少々不便な場合がありました。
まあ、ユーザーさんにとってはあまり意味はないかもしれませんが。。。

今回は以上です。