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記事一覧

減価償却とは

複式簿記の特徴的な処理に「減価償却」というものがあります。これは、長期間にわたって使うことのできる資産(固定資産と言います)の原価(購入代金)を、使うことのできる期間に按分する手続となります。なお、長期間にわたって使うことのできる資産を、資産に計上するのではなく買った時点で費用とする方法も、家計管理上は適切な方法ですが、ここでは固定資産とした場合の処理の考え方を説明しますので、そのような方法につい...

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収入と支出、収益と費用

4回目「収益と費用、資産と負債と資本」で「収益」と「費用」についてご説明しました。それと似た言葉に「収入」と「支出」というものがあります。簿記ではこの違いは明確なので混同しないようにしてください。なお、収益・費用をあわせて「損益」、収入と支出をあわせて「収支」と呼びます。「収益」と「費用」が価値の増減を意味するのに対し、「収入」と「支出」は現金の増減を意味します。例えば、1000円の食事をして現金で支...

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簿記の基礎のまとめ

簿記の基礎として、7回にわたって以下のテーマでご説明しました。1回目「複式簿記とは」2回目「損益計算書と貸借対照表」3回目「勘定科目」4回目「収益と費用、資産と負債と資本」5回目「仕訳と借方、貸方」6回目「仕訳と勘定科目」7回目「仕訳についての補足」簿記の基本ルールはこれがすべてです。日商簿記検定も企業会計もすべてこの基本ルールをベースに行われています。もちろんこれはあくまでも基本ルールであって、この上に...

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仕訳について補足

仕訳について一点補足説明をしておきます。これまで、簿記では、取引を原因と結果に分けて記録し、勘定科目は原因用と結果用に分かれているとご説明しました。そのため、これまでの例では原因と結果が必ずセットになるような取引となっていましたが、そうではないケースも多々あります。例えば、「お金を払ってテレビを買った」という場合、お金もテレビも資産であり、資産は結果用の勘定科目とご説明したので、これまでの書き方で...

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仕訳と勘定科目

仕訳は以下のように記載するとお伝えしましました。(借)ランチ 500円 (貸)お金 500円ここでは原因であるランチを左側(借方)、結果であるお金を右側(貸方)に記載しています。この「左右のどちらに書くか」というのが大変重要であり、これは勘定科目の種類ごとにルールが決められています。勘定科目の種類ごとに、基本となる位置(貸方か借方か)は以下の通りです。資産=左(借方)負債=右(貸方)資本=右(貸方)収益...

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仕訳と借方、貸方

これまで、取引(経済活動)を以下のように記載していました。(原因)ランチ 500円(結果)お金 △500円簿記ではこの書き方にルールがあり、以下のように記載することになっています。(借方)ランチ 500円 (貸方)お金 500円これは、左右に分けて記載し、左側を「借方」、右側を「貸方」と呼ぶということで、実際には以下のように色々な書き方があります。(借)ランチ 500円 (貸)お金 500円ランチ500円/お金 500円※...

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収益と費用、資産と負債と資本

勘定科目は原因用と結果用にあらかじめ区分されているとお伝えしました。実はこの区分は原因と結果の2つではなく、それぞれさらに複数の区分に分かれており、全体では下記の5つに分かれています。<原因用>① 収益② 費用<結果用>① 資産② 負債③ 資本(純資産)それぞれの区分の意味は下記の通りです。(説明の都合上、結果用から先にご説明します。)資産現金や預金など、いわゆる「資産」です。お金や土地・建物、株券など通常資...

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勘定科目

複式簿記で取引を記録する際には、取引を原因と結果の2つの見方で下記のように記録するとご説明しました。(原因)500円のランチを食べた(結果)お金が500円減ったしかし、このような書き方では入力や集計がし辛いので、記録する際は内容わかりやすく、極力シンプルに、下記のように記録にします。(原因)ランチ 500円(結果)お金 △500円この「ランチ」や「お金」のことを「勘定科目」と呼びます。(あるいは単に「科目」や「...

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損益計算書と貸借対照表

前回、一つの取引を原因と結果に分けて記録と、原因を集計することである期間の増減の理由を把握するとともに、結果を集計することである時点の残高を把握することができるようになるということをご説明しました。複式簿記ではそれぞれの集計表の名前が決まっていて、原因の集計表のことを「損益計算書」、結果の集計表のことを「貸借対照表」と呼んでいます。損益計算書はP/L、貸借対照表はB/Sと略されています。(P/L:Profit an...

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複式簿記とは

簿記というのは、経済活動(お金に関する活動)を一定のルールに従って帳簿に記録することです。複式簿記というのは、この記録を下記の2つの見方で行う方法です。① 取引の原因② 取引の結果※簿記では記録の対象となる経済活動のことを「取引」といいます。例えば、「500円のランチを食べた」という取引はこのようになります。(原因)500円のランチを食べた(結果)お金が500円減ったまた、「お小遣いを1000円もらった」という取引...

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Author:mgm.shg(開発者)
企業会計より家計簿が好きな公認会計士です。複式家計簿というAndroidアプリを作ってます。

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