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外貨建てアカウントの入力方法

海外旅行でドルで支払いをするなど外貨建ての取引を入力する方法をご説明します。
当アプリでは外貨建ての取引は以下の2通りの方法に対応しています。

①普段使っているアカウント内(円建て)で、外貨建て取引を入力する方法
②外貨専用のアカウントを作成し、外貨建て取引はそのアカウント内で入力する方法

①は円建ての仕訳データに外貨情報をメモ的に付加するのみなので、照会機能などは限定的ですが、アカウントを分けずに気軽に入力できます。
②はアカウント全体が外貨になるので、照会画面も円建てのアカウントと同様に使用することができます。
使い分けの目安としては、外貨建て取引を頻繁に入力する場合は②を、そうでない場合は①を用いる、と考えていただければいいと思います。
ここでは②の方法をご説明します。
①の方法についてはこちらをご参照ください。

外貨建てアカウントで外貨建て取引を入力するためには、まずは外貨建てアカウントを作成します。
アカウントを作成するには、各画面の右上のアカウントをタップしてください。

Screenshot_20170625-232327.png  Screenshot_20170625-232405.png

「...アカウントを追加する」をタップするとアカウント設定画面が表示されます。
当初は日本円のみが登録されているので、別の通貨を登録する場合は通貨をタップします。
そうすると通貨選択画面が表示されますので、また「...追加する」をタップします。

Screenshot_20170625-232508.png

そうすると通貨設定画面が表示されますので、別の通貨を登録してください。

Screenshot_20170625-232719.png

通貨名(長名):通貨を選択する際などに表示されます。
通貨名(短名):金額を表示する際に付加されます。
表示位置:短名を付加する位置。
為替レート:外貨から円貨、あるいは円貨から外貨を自動計算します。それぞれの金額を入力することもできます。レートを自動で取得する機能はありません。
為替差損益:為替レートの変動による損益を計上する科目です。科目登録されているから選択しますので、新たな科目を使用する場合はあらかじめ登録しておいてください。
為替レートを自動更新する:円貨と外貨をそれぞれ入力した場合の比率を次回以降に使用するレートとして登録する場合にチェックしてください。
金額に小数を入力する:金額に小数を入力する場合にチェックしてください。

登録すると以下のように表示されます。

Screenshot_20170625-232810.png

新たなアカウントに登録する通貨を選んでください。

Screenshot_20170625-233055.png

通貨の下の「資産・負債」「収益・費用」はpro版のみの表示となります。(使い方はこちらをご参照ください。)
OKボタンを押すとアカウントが登録されます。

Screenshot_20170625-233109.png

「米国旅行」アカウントが2つできており、「米ドル」と「日本円」と表示されています。
これは、外貨建てアカウントは外貨のデータの他に、外貨金を円貨に換算したデータも保持しており、これを参照するために日本円のアカウントも作成されます。

それでは外貨アカウントが作成されたので、このアカウントに入力していきます。
先ほど作成された米国旅行アカウントを選択してください。

Screenshot_20170625-233149.png

まだ取引が入力されていないのでデータは空っぽです。
ちなみに、ここでは「米国旅行(米ドル)」を選択したため、画面のアカウントに「米国旅行($)」と表示されています。
もし米国旅行アカウントの円換算後のデータを見るために「米国旅行(日本円)」を選択すると「米国旅行(\)」と表示されます。
現在のアカウントの通貨はこのようにアカウント名の後ろに表示される、という点、ご留意ください。

取引を入力するために新規ボタンを押して入力画面を表示します。

Screenshot_20170625-234120.png

通常の入力画面と少し異なります。
まず、右上のアカウントは「米国旅行($)」と表示されています。
中央の金額の一つ上に「0円」と「レート 110.5円」と表示されています。
「0円」は、今回登録される仕訳の円価額です。
レートは現在の米ドルのレートとして登録されている金額が表示されています。
金額欄には$が表示されており、現在入力している通貨が何かわかります。
画面の下の方の「00」ボタンが無くなり、代わりに「.」(小数点)が表示されています。
これは通貨設定で小数を入力するとしたことによるものです。

金額を入力してみます。

Screenshot_20170625-234151.png

$100を入力すると、円貨額が11,050円となりました。
入力されたドル金額とレートから円貨額が算定されたのです。
金額をタップすると通貨が選択できます。

Screenshot_20170625-234222.png

日本円を選ぶと入力金額が円となり、裏側の金額がドルになっています。

Screenshot_20170625-234458.png

この状態で入力すると円の金額が変更されます。
自動で換算された金額から修正する場合はこのように円表示にした上で、修正後の金額を入力してください。

それではここから、実際の取引の流れを想定して入力方法を見ていきます。
取引は、①円からドルに交換、②ドルでの支払、③ドルの残りを円に交換、というものです。

では、まず円からドルに交換します。
ドル建てアカウントで以下のように入力します。

Screenshot_20170625-235239.png

貸方科目にメインユーザーと表示されています。
メインユーザーというのはアカウントのことであり、メインユーザーアカウントから500,000円を米国旅行アカウントに振り替える仕訳となります。
なお、設定の「貸借で異なるアカウントを選択」をチェックしている場合は、このようにアカウントのみの表示ではなく「[メインユーザー]現金(現金)」といったような、アカウント+科目の表示となりますが、どちらもアカウント間の振替仕訳ということで、違いはありません。
登録ボタンを押して仕訳を登録します。

Screenshot_20170625-235305.png  Screenshot_20170625-235331.png

それぞれのアカウントでこのような仕訳が登録されました。
この時点での貸借対照表を見てみましょう。

Screenshot_20170625-235401.png  Screenshot_20170625-235350.png

それぞれ仕訳の結果が反映されています。
なお、金額に小数点以下がある場合、貸借対照表は切り捨てられて表示されます。
ちなみに、米国旅行アカウントの「日本円」の方を選択するとこのようになります。

Screenshot_20170625-235432.png

メインユーザーアカウントと同額の500,000円となっています。

ここで、この円とドルの交換の仕訳について、上の事例ではレートで自動計算した金額からそのまま仕訳を登録しました。
しかし、実際に円からドルに交換する場合、ぴったり計算通りに行くことはなく、ドルについても実際に受け取った金額を入力するこことになると思われますので、その事例を見てみます。

Screenshot_20170625-235937.png

これは、メインユーザーアカウントからの振替仕訳として、500,000円を入力したケースについて、実際は4,500ドルを受け取ったものと想定し、入力画面をドル表示にして$4,500と入力した状態です。
このように円とドルそれぞれが入力された場合、レートは登録済のレートではなく、実際に入力された金額から算定されたレートが表示されています。
この状態で仕訳を登録します。

Screenshot_20170625-235949.png  Screenshot_20170626-000019.png  Screenshot_20170626-000004.png

このように円貨、外貨でそれぞれ仕訳が計上されました。
なお、この通貨を登録する時に「自動更新」のチェックボックスにチェックをつけています。
そうすると、今回の仕訳で使用されたレートがあらたに登録されます。
仕訳入力画面を見てみると、このように先ほどのレートが今回のレートとなっています。

Screenshot_20170626-000110.png

それでは次に交換したドルを使って支払を行います。

Screenshot_20170626-000214.png

1,000ドルの食費を計上しました。
円貨は自動で計算された111,111円となっています。
仕訳はこのように登録されました。

Screenshot_20170626-000243.png  Screenshot_20170626-000333.png

貸借対照表も見てみましょう。

Screenshot_20170626-000430.png  Screenshot_20170626-000447.png

現金の残高はドル建て、円建てでそれぞれこのようになっています。
最後に、この現金の残りを今度は円に交換したいと思います。

Screenshot_20170626-000547.png

ドルの残額3,500ドルと入力すると、自動計算された円貨はちょうど円建ての現金残高に一致しています。
この状態で登録すると

Screenshot_20170626-000640.png  Screenshot_20170626-000624.png

ドル建て、円建てでそれぞれこのように仕訳が計上されました。
貸借対照表を見てみると、

Screenshot_20170626-000704.png  Screenshot_20170626-000715.png

ドル、円いずれも現金残高は無くなりました。
但し、ドルの残りを円に交換する場合、登録済のレートで換算した金額通りに交換できるとは限らず、通常差異が生じることと思われます。
そこで、ドル金額、円金額いずれも手入力することにします。

Screenshot_20170626-000908.png

このように、3,500ドルを388,000円と交換することとします。
そうすると、

Screenshot_20170626-214514.png

ドルはこのように3,500ドルが計上されます。
一方、円はこのようになっています。

Screenshot_20170626-214553.png

入力した388,000円が計上されている一方、為替差損益が889円計上されています。
これは、ドルに交換した時のレートと、円に交換した時のレートが変動した結果、その変動分だけもらえる円の金額が少なり、その金額が為替差損として計上されたのです。

外貨建て取引の入力方法は以上となります。
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企業会計より家計簿が好きな公認会計士です。複式家計簿というAndroidアプリを作ってます。

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