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仕訳について補足

仕訳について一点補足説明をしておきます。

これまで、簿記では、取引を原因結果に分けて記録し、勘定科目は原因用と結果用に分かれているとご説明しました。
そのため、これまでの例では原因と結果が必ずセットになるような取引となっていましたが、そうではないケースも多々あります。
例えば、「お金を払ってテレビを買った」という場合、お金もテレビも資産であり、資産は結果用の勘定科目とご説明したので、これまでの書き方で書くと

(結果)テレビが増えた
(結果)お金が減った


と、どちらも結果となってしまいます。
あるいは、

(原因)テレビを買った
(結果)お金が減った


とすると、テレビは費用では?という見方もできます。
原因と結果に分けて考える、原因用の勘定科目と結果用の勘定科目がある、という説明は、価値の増減がある場合(つまり収益や費用で表現されるような取引の場合)に該当するもので、価値の増減がない場合、つまり単に等価値での交換の取引となるような場合には原因と結果の説明はマッチしないということだけ、理解しておいてください。
しかし、これまでの説明で、価値の増減を表す収益と費用、その結果としての資産・負債・資本という概念と、その変動を仕訳で表現することを理解していただけたと思いますので、今後は何の勘定科目が出てきて、それをどのように仕訳で表現するのかということを考えていただければいいと思います。

なお、一番最初に「複式簿記は取引を原因と結果に分けて記録する」と申し上げた点は、正しくは「複式簿記は取引を2つの勘定科目に分けて記録する」ということになります。
価値の増減を伴う取引の場合は、「○○により、××が増加(減少)した」となり、価値の増減を伴わない場合は、「○○が減少し、××が増加した」あるいは「○○が増加し、××が増加した」(この場合の○○と××は一方が資産で他方が負債となるケース)などと表現されることになります。
複式簿記は、目の前の事象(お金の価値に換算できるもの)をいかにこのような表現に置き換えて記録するか、という点が出発点になります。

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企業会計より家計簿が好きな公認会計士です。複式家計簿というAndroidアプリを作ってます。

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